母の日、2021


亡母は戦時中に両親と上海へ行き、菓子店を営んでいたらしい。

(改めて文章にすると、歴史の話をしているみたいに遠く感じるな…笑)

昭和4年生まれの母は、生きていれば92歳である。

16歳で終戦を迎えて博多港に引き上げて来たらしいが、詳しい話は聞いたことがない。

私は以前に被爆体験の聞き書きをしていたが家族に関しては片手落ちで、尋ねてみることはできないままだった。

ただ、年に一度くらいだろうか、母は夜中に悲鳴をあげて飛び起きることがあった。

敗戦して大陸から帰る、それは平和な時代に生まれ育った私には想像すらできない体験をした…ということなんだろうと思う。

「もう一度、上海に行きたいなぁ」と言っていた母の願いを叶えることはできなかった。

もし一緒に行けたなら、どんなお店をやっていたのか、どんな生活をしていたのかその思い出を辿りたかった。

この年齢になると、先代がどう生き抜いてきたのかとても気になる。

正直言うと母とはあまり気が合わなかったので、同居しているのが精一杯だった。

それでも母がいたから、私が働いていても子どもたちは寂しがらずに済んだし、いい思い出もたくさんできた。

今日は子どもたちが私に贈り物をくれた。

遠くに住む娘は、カーネーションの鉢植えと幸福の木を郵送で送ってくれた。

市内に住む娘は、オシャレな箱に入った山形サクランボと生花のハーバリウムを持ってきてくれた。

こんな時期だから玄関先で帰ると言うので、その場で箱を開けて一緒に食べた。

↑立ち食いしちゃったので、何個かなくなっている笑。

私は母の日になにかしてたかなぁ?と考えてみる。

うん、確かしてたよ!洋服とかね、お花が好きだったからお花とかね。

娘がくれたものは全部、仏壇に備えた。

娘も孫も、元気だよ。

と手を合わせたあと、自分につっこんだ。

「なにか買ってお供えすればよかったんだ!」

相変わらずの私だよ(笑)。

いまごろ言うけど…

ありがとう、お母さん。

Museパステルフライヤー

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