平成最後の日ということで、少し平成を振り返ってみようと思いました。
気軽に書き始めたら、思ったよりいろいろありすぎてビックリです!!「プライベート編」「パステル編」「万華鏡編」になりました。

平成を振り返る~私のパステルヒストリー編

2011年3月でした。以前にやっていたヒプノセラピストの師匠との人間関係に悩んでいたころです。
私の友人が「パステルアートの資格を取りに行く」と言いました。
当時の私は心理学などいろいろなものを学んでいて、アートセラピーにも興味がありました。その要素もあると聞き、私も一緒に受講することにしました。

それがパステル和(NAGOMI)アートでした。
準インストラクターが何かも分からず、3日間の講座を受講しました。子どものころは絵を描くことが好きだったので、パステルで色を楽しんだり、型を使って輪郭が現れる手法はとても簡単で楽しいなと思いました。

↓当時の絵。

その後は、曼荼羅を学んで描いたりしていました。

結晶の花アートとの出会い

インターネットでパステルとステンドグラスを検索していた私は、結晶の花アートアカデミーの石丸留美さんのブログを見つけました。
結晶の花を見て、とても素敵だな!習いたい!と思いました。

ちょうどゴールデンウィークの時期にあたり、フェリーや夜行バスの空きがありませんでした。でもそうなると余計に燃える私の性格(笑)。なんとか新幹線とフェリーを継いで、愛媛に行くことができました。
マイスター講座と、当時の彩光パステル・ルミナを学びました。ドキドキしながら描いたことを覚えています。

その頃描いた結晶の花↓

曼荼羅を先に学んだので、お花もちょっと曼荼羅ふうになっているなと今では思います。
当時、花らしく描けるようにはどうしたらいいのか?いろいろと悩むこともありました。

2011年の震災があったからこそ描き続けた

平成は日本で戦争こそありませんでしたが、災害の多い年でもありました。
1995年の阪神大震災、そして2011年の東北大震災が私たちに与えてくれた影響は大きかったと思います。
当時の私は主婦なので簡単にボランティアに行けるわけでもなく、無力な自分を感じていました。

そんな時、学んだばかりのパステルで「パステルで明るいエネルギーを発しよう」と思ったのです。
パステル一枚描くことを1kmに見立て、パステルフルマラソンをブログでやってみることにしました。
その時に始めたブログはこんな感じで、絵もまだ未熟です。

その頃から小さな展示会を初めていました。
展示会に来てくれた方に結晶の花や曼荼羅を描いてもらい、東北の地へ届けようと思いました。
2012年の5月に東北へ行き、レンタカーを借りて仮設住宅と震災の被害を目の当たりにしました。
また仙台市内の授産施設、宮城東松島市の復興支援本部、南相馬の作業所(福島)、広野町役場(福島)を訪れ、たくさんの人と共に描いたパステルアートのパネルを届けました。

↓こんな感じのアートです。15cm角の絵24枚を一枚の大きなパネルに収めました。


↑地元福島の新聞にも載せていただきました。

この東北の旅で、私はオイルタイプの万華鏡と出会います。
それは「平成を振り返る~万華鏡編」でごらんくださいね。

屋号を決め、講座のための部屋を借りる

2012年6月に、屋号をHeART GARDENにしました。
Heart のなかにはARTが入っているので、ARTは大文字にしています。

ブログでパステル画を発信していると、リクエストをいただいて9月に初めての結晶の花マイスター講座を開講しました。
おそらく福岡では初めてだったかな?リクエストをくださったお二人にはとても感謝しています。
教えることは二度学ぶこと—そんな言葉をかみしめ、パステルに向かう心を新たにすることができました。

当時の私は福岡市内でなく糟屋郡というところに住んでいました。
なので講座を開講するときは市内のレンタルスペース(カシマス)を借りていました。西鉄の駅から1分、とても便利がいい場所だったので、九州全県はもちろん、山口や広島からも受講者さんにお越しいただきました。

当時は時間貸しで借りていたのですが、ある日カシマスさんに行ったら「月貸しに変更しますので希望者はお問い合わせください」とチラシが貼っていました。
私は即座に連絡して、友人と二人でその部屋を長期的に借りることに決めました。

この部屋にはテレビも何度か取材にきてくれました。

当時はパステルアートや万華鏡をメインに講座を開講していました。
博多阪急さんやJeugiaカルチャーセンターさん、NHK文化センターさんからもお声かけいただき、たくさんのご縁をいただきました。
また、2014年からは天神での万華鏡展(銀座ヴィヴァンさん主催)でも万華鏡アートを飾らせていただいています。

結晶の花~グループ展示会を

2015年7月、福岡で結晶の花のグループ展「咲き誇る結晶の花たち」を開催しました。
オープニングパーティにあつまってくれたマイスターのみなさま。

2018年6月には「パステルで花開く世界~結晶の花アートアカデミーの最大展示を福岡から」を開催し、各地からたくさんの作品を展示しました。また、石丸留美先生とのトークライブも開催しました。

ターニングポイントを感じたら、やってみる

「なんだか分からないけど、急に〇〇したくなる」ということが、私にはたまにあります。
それは直観とかではなく、なんだかふと〇〇したいな~と思ったら、似たような情報が目につくようになって、その流れなのかな~と思って動いてみると、そうなる。みたいな感じなのです。

2017年、部屋を借りて4年ほどたったころ、私は広い部屋へ移りたくなりました。
何ケ所が探したものの、気に入る部屋はありませんでした。カシマスの家主さんに相談したところ、その家主さんはすぐ裏にマンションを持っていて、ちょうど部屋が空いているというのでさっそく見せてもらい、そこに引っ越すことにしました。
場所はすぐ裏です(笑)。広く新しくなるだけなのですが、私はどうしてもそうしたかったのです。

ちょうどアメリカのセドナに旅した夏のころに引っ越すことになりました。なにかのターニングポイントだったのでしょう。

講座は万華鏡とパステルアートをメインにコツコツと続けていました。
結晶の花の講座は、グランマイスター講座や聖花ステンドグラスなど、増えていくたびに受講してパートナー校になりました。

結晶の花 透花フェアリー講座が誕生

私は結晶の花の透花バリエが大好きで、また以前に女性学を多く学んだので女性を描くことが好きでした。
女性は花」そう思っていたので組み合わせてこんな絵を描いていました。

↓これは娘の結婚式のイメージで。

これを見てくださっていた結晶の花の石丸留美先生が、「これを講座にしてみない?」と言ってくださったので、講座の組み立てを考え始めました。そして2018年の2月に、結晶の花 透花バリエのアレンジ講座として「透花フェアリー講座」が誕生しました。
どのようなモチーフがいいか、どんなふうにしたら楽しくどなたにでも描いてもらえるか…それらを考えることは、時間はかかっても楽しいものでした。


おかげさまでこの講座もとても喜んでいただき、国内のみならず海外の方にもたくさん受講いただいています。

↓結晶の花アートアカデミーの石丸留美先生(左)とオーストラリアで透花フェアリーを。

そしてなんとまた引っ越し!自宅をアトリエに。

そんな透花フェアリーをリリースすると同時に、糟屋郡の自宅を福岡市内へ引っ越すことにしました。
色々な出来事が起こりましたが、いつかは福岡市内に住みたいと思っていたし、怒涛の出来事もすべては良い方向へ行くのだと信じていました(いや、胃にポリープはできたけれども…苦笑)。

そこで自宅さがしが始まりました。条件は4つありました。
1. 受講者さんに来ていただけるように駅からちかいところ。
2. 受講者さんが来ていただいた時に必要な100円パーキングが多くまわりにあること。
2. 猫を飼っているので、猫飼育可なところ
3. 窓から飛行機が見えるところ

ちょうど2月ということもあり、引っ越しシーズンで物件も少なく、何件も不動産屋を回りましたがピンとくる物件はありませんでした。

そんな折り、十数年ぶりにばったりスーパーマーケットで出会った友人が、不動産やさんに勤めていると!
私はいつも天使の存在を信じていますが、やっぱりいるね♪と思いました。ありがと天使♪
そして彼女から最新の不動産情報を教えてもらいながら、大橋駅から4分の場所にすてきな物件を見つけました。

でも家賃が想定以上に高い。駅から近いからそりゃそうですね(笑)。

でも気に入ったものは仕方ないです。もう他の部屋は考えられない。
清水の舞台から飛び降りるつもりで、その部屋を借りて自宅アトリエにすることにしました。

2018年3月から、この自宅アトリエで対面やオンラインで開講しています。
オンラインでは香港、台湾、マレーシア、シンガポールから結晶の花アートの開講依頼もいただき、英語レッスンも開講しています。
「英語を話せるようになりたい」と昔から思っていましたが、パステルを通してこんなかたちで叶うとは思ってもいませんでした。

高層階で福岡空港から飛行機が飛び立つ景色がみれるマンションです。ぜひおこしくださいませ。

オリジナルのMuseパステルレッスンをリリース

2018年11月11日にはオリジナルの講座をMuseパステルと名付け、「ベーシックレッスン」をリリースしました。

パステルを学んだあと、デッサンなどをアートスクールで学びました。その際に学んだ光と影の描き方やデッサンの基礎をパステルに組み合わせ、お伝えすることにしました。「こんなレッスンがほしかったんです!」「リンゴの絵を家族に褒められました!」と喜びの声をたくさんいただいております。

同時に「ポートレイトレッスン」も立ち上げました。

顔の描き方の基礎、レースの透け感、また色鉛筆の使い方など、ベーシックレッスンを基礎としてスキルアップできます。

2019年には、グラデーションレッスンも

2019年3月、グラデーションレッスンもリリースしました。
パステルはグラデーションが美しく出る画材です。その素晴らしい特徴を、もっと自由に思うように楽しんでもらいたいと思っています。

座学でプチ色彩学色を学び、グラデーションの実技のあと、仕上げにオーロラを描いていただきます。
「濁らせずに塗る方法はこれから役にたちます!」「ベーシックを受講したからこそ分かることがありました」「いまひとつ分からなかったところがクリアになりました」などと嬉しい感想をいただいています。

平成の終わりに

平成の私のパステルヒストリー、ずいぶんと長くなってしまいました・・・( ̄  ̄;) 。
こんなに長くなるとは思っていませんでした!知らない間にいろいろなことをやっていたのだなぁと改めて思いました。

でもなにも特別なことはなく、ただ人とのご縁を大事にして好きなパステルや万華鏡を続けていっただけ…そんな風にも感じています。
令和の時代も、ただただ好きなことを続けていくでしょう。どうぞよろしくお願いします。

最後まで読んで下さった奇特な方がいたとしたら(笑)、ありがとうございました。